窓学展 窓からみえる世界

青山のスパイラルで行われている窓学展へ。

最近はパッシブデザインを検討することが多いので窓と聞くと性能は?と思考が向いてしまいますが、この展示はまた違った視点から。

長期連載されている漫画の中に描かれている窓の形状、あり方、場面を描く時の窓の効果などを分析比較したり。

そもそも日本の建築には窓がなく、柱と柱の間に取り付けられる壁、障子、襖などの柱間装置だったとのこと。

ホンマタカシさんの展示ではコルビジュエ設計のラ・トゥーレット修道院の宿坊部屋原寸が展示されていて、部屋自体をピンホールカメラにして窓から見える風景を露出させ撮影されたものがありつつ、原寸の窓からは青山の街並みが見えます。

いつもとは違う視点で見ることのできた「窓」。奥が深いですね。

レアンドロ・エルリッヒによる、窓にかかるはしごによるインスタレーション。ワイヤーなどは無し。

レアンドロ・エルリッヒによる、窓にかかるはしごによるインスタレーション。ワイヤーなどは無し。

NIPPONの47人 2017 これからの暮らしかた - Off-Grid Life -

渋谷のヒカリエで行われている「NIPPONの47人」を見てきました。

47都道府県から一人づつ住まい、食べもの、エネルギー、働きかた、流通などに関わるこれまでの常識にとらわれない多岐多様な暮らしかたに関する実践をされている方々が紹介されています。

特に建築関係は消費エネルギーが多いこともあり、取り上げられている人が数多くおり、非常に勉強なりました。

エネルギーの高効率利用と、省エネ化、人口減少時代の家のありかたなど。

興味のある方はぜひぜひ見に行ってみてください。これからの生き方が見えてくるかも。

http://www.hikarie8.com/d47museum/

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堀部安嗣展 「建築の居場所」

先日の東京出張時にギャラリー間で開催されたいる堀部安嗣展の「建築の居場所」へ。

学生時代から堀部さんの建築が好きで建築雑誌に掲載された記事を片っ端から読み込んだのが懐かしいです。

私小説なような初期の作品から最近の作品まで多くの展示があり濃厚な時間になりました。

森の上食堂晩秋の収穫祭 @クリモトファーム

一部内装の仕事もさせて頂いて、自分もよく行く森の上食堂さん主催で晩秋の収穫祭がありました。

場所は森の上食堂で提供される野菜の多くを生産している千葉のクリモトファームさん。

クリモトファームさんは1993年の開園以来、完全無農薬・無化学肥料で100%オーガニックの野菜作りをしています。

森の上食堂さんで食べる度野菜の味ってこんなに美味しいんだと実感していたので、念願の訪問となりました。

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実際の畑で説明を聞きながら人参やカブ、菜っ葉などをその場で収穫し、土のついたままかぶりつく。

それが本当に美味しくビックリ。人間が手を加えるのは基本的に雑草抜きのみであとは野菜の力で美味しい野菜に育つとのこと。

ここで働く人の多くが人間は食べ物でできているので、本当に安心して美味しい野菜を食べたいとなったら自分で作るしかないなと行動した人達で、今日本中で有機農法のネットワークも広がっているとのこと。

収穫した野菜や森の上食堂特製の料理などが並び、日中から穏やかな宴。

日が暮れてくると火を囲みながらライブ演奏を楽しむという贅沢な時間。

衣・食・住の食について本当に真面目に向き合っている生産者さんと色々話す中で、住を作る自分としてももっと向き合い、発信していくことの大事さを感じました。

業種は違えどこういう方達と一緒に未来を作っていく仲間になっていきたいですね。