先日のインタビューにて 2

Q.建築家に依頼するメリットは?

A.
これは建築家ごとに色々な意見があると思いますが、自分は専門家が客観的に要望や希望を整理してまとめてくれることが一番大きいと思います。
あれが欲しいといった要望をどう住みたいですが?という風に聞き方を変えて潜在的なニーズを引き出すという部分は実際に設計作業をする人間だからできることだと思います。
だから時には要望に対して「これは必要ないんではないですか?」ということもありますし、プランを提案する際も要望に沿ってないプランを提案することもあります。


ただしリアリングから引き渡しまでクライアントと併走して家づくりに携わるので相性は非常に大事です。
設計事務所選びはお見合いと呼ばれるくらい会ってお話をし、プランを提案してみないと相性がわかりません。
「話しやすい」や「作風が好き」、「専門性に信頼がおける」といった基準をどこかで見つけることが第一歩です。
建築家展は一度に複数の建築家の話が聞けるので良い機会だと思います。

Photo by Jayden Sim on Unsplash

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先日のインタビューにて 1

先月の建築家展に出る際に高知ローカルのTV番組にて少し取材(宣伝のような)を受けた際の回答を書き残しておこうと思います。

Q.建築家に依頼すると高くなるのでは?

A.
単純に建築家が入って設計料が建築費にプラスされるということはありません。
これはよく言われる話なのですが、そもそも工務店に依頼しようがハウスメーカーに依頼しようが設計料というのは大なり小なりかかります。 (設計料が安くてもショールーム建設費や営業広告等の費用が含まれていたりいます)

自分の場合は予算ありきで規模や優先順位をつけて取捨選択してもらい設計を進めます。
この予算で延床面積いくつで何LDKでこれとこれとこれが必須でという風な条件の場合は応えられないこともあります。

ただイメージとして建築家の物件が高いイメージがあるというのは雑誌やTV等で特に特徴が際立ったものが見られるからだと思います。(RC打ち放しや大開口等)
メディアでは奇抜だったり特徴があるのもが映えるので採用されやすいです。
ただしどんな物件であっても基本的には予算ありきなのでどこに予算を配分していくかも設計者の力量だと思っています。

基礎配筋検査

インスタグラムにもUPしましたが昨日基礎配筋検査でした。

自分はBIM(ビルディンクインフォメーションモデリング)で設計しているのでファーストプランより3D表現(VR等)しているのですがやはり実際の地盤面に接地する基礎はいよいよだな〜と気が引き締まります。

今回は自分として目指しているレベル(パッシブデザイン、耐久性、省エネ性等)が高知で初めて実現できるプロジェクトとなっています。

現場の進捗に合わせて特徴的な部分を紹介できればと思います。

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建築家展に参加します

2/15、16日とかるぽーとで開催される建築家展に参加します。

複数の建築家がいると展示しているパネルや話ぶりによってそれぞれの思考が見えて違いが明確わかります。

自分の一番の特徴はパッシブデザインとサスティナブル性(持続可能性)です。

持続可能な社会のために家族という一番小さい単位の集まりからできることを住宅として表現していきたいと思います。
そのためにはこれからの家づくりではいかにエネルギーを使わずに気持ちよく(健康に)過ごせることが大事だと思っています。また資産価値として他者が評価できる視点も大事です。
日本ではまだまだ住宅に対する資産価値を築年数だけで評価しますが、これからは燃費性能や維持管理の視点で評価されることが予想されます。住宅は当たり前ですが設計・施工期間よりも長い時間住み続ける居場所です。また一度建てると容易には変更することも難しいです。

今のところこの上記した抽象的な話を明確にするという意味で自分が設計する住宅では以下の2点は必須と考えて設計しています。
・長期優良住宅認定
・耐震等級3

どこかのハウスメーカーのような謳い文句(笑)になってしまいますが、この2点を当たり前としてオーダーメイドの心地よい居場所としての家づくりを目指していきたいと思っています。

まだまだお伝えしたいことはたくさんありますが、直接会ってお話させてもらえれば幸いです。

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PLATS 5周年

PLATSは本日で5周年を迎えました。これは皆さんに支えられ続けた5年間でもありました。

2014年に東京で独立し、2016年に高知に移住移転しながらも今もなお関東からも声をかけて頂けること本当にありがたい限りです。

また高知でも少しずつですが人の縁が繋がっていきどんどん面白いことができそうになってきています。

良いバランスを保ちつつも新しいことに積極的に取り組んでいきたいと思っています。

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年末ご挨拶

2018年も残り数時間となりました。
本年も公私ともに大変多くの方に支えられた一年となりました。
本年経験した全ての事を糧にして来年以降にしっかりと活かして行きたいと思っております。
皆さま良いお年をお迎えください。

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BIM勉強会

土佐まるごと社中さん主催にて4つのベンダーが参加したBIM研究会がありました。
今回初めてGLOOBEというソフトの話を聞いたのですが、BIM化したあとの活用の可能性などユーザーの方から実感としてFMにつながるよってお話は腑に落ちる感じがありました。
今まで図面が建築に携わる人に人のためだけの情報だったものが、FMや活用する人にとっても有益な情報となるという。
一つの作業で一つ以上の目的を達成できる可能性があるというのは本当に魅力的ですよね。
スマホなど最初は移行することが大きなハードルのように言われていたものが、使ってみるとそれ無しでは考えれられなくなっている今を考えると本当にもうすぐ当たり前になるんでしょうね。
 

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高知でのリノベプロジェクト完成

3月4月と忙しさにかまけてすっかり久しぶりの投稿になりましたが、高知でのリノベーションプロジェクトが完了しました。

元々あった空間が新しい住人のために新しい空間として変換されていくという意味で、やはりリノベーションはやりがいのある仕事だなと再確認できました。

どうしても計画通り進まなかったり多少のトラブル等もありますが、それでもやっぱりビフォーアフター、クライアントの喜ぶ顔を見るとやって良かったと思えます。

高知は新築が多いですが少しずつでもリノベーションの実例を作っていければと思います。

クライアント、このプロジェクトに関わってくれたすべての人に感謝です。

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