高知に新しい映画館ができました

高知の中心街に新しい映画館ができました。

元々イオン高知にあるTOHOシネマズと愛宕劇場の2ヶ所だったところに高知へ移住してきてくれた映画監督の安藤桃子さんによる新しい映画館。

自分と同世代の人には古着屋のJが入っていた場所というとすぐわかるでしょう。

建物の中心に大きめの螺旋階段があり、その階段を登って古着を物色するというのは高校時代の思い出の一つですね。

そんな場所が映画館に変わるなんて感慨深くもあり、楽しみで仕方ないです。

時が経った建築に今の時代にあう用途を与えて使われるものにしていくことはこれからの急務ですからね。

http://www.kinemam.com/

 

まだ現地に行ってないので、写真はなんとなく撮った味のある建築。

まだ現地に行ってないので、写真はなんとなく撮った味のある建築。

窓学展 窓からみえる世界

青山のスパイラルで行われている窓学展へ。

最近はパッシブデザインを検討することが多いので窓と聞くと性能は?と思考が向いてしまいますが、この展示はまた違った視点から。

長期連載されている漫画の中に描かれている窓の形状、あり方、場面を描く時の窓の効果などを分析比較したり。

そもそも日本の建築には窓がなく、柱と柱の間に取り付けられる壁、障子、襖などの柱間装置だったとのこと。

ホンマタカシさんの展示ではコルビジュエ設計のラ・トゥーレット修道院の宿坊部屋原寸が展示されていて、部屋自体をピンホールカメラにして窓から見える風景を露出させ撮影されたものがありつつ、原寸の窓からは青山の街並みが見えます。

いつもとは違う視点で見ることのできた「窓」。奥が深いですね。

レアンドロ・エルリッヒによる、窓にかかるはしごによるインスタレーション。ワイヤーなどは無し。

レアンドロ・エルリッヒによる、窓にかかるはしごによるインスタレーション。ワイヤーなどは無し。

ひっそりと林の中に佇む木工所 やまのかみ木工所

色々と一緒に仕事をさせてもらっている小泉木材の小泉さんとともに山梨で木工所を営むやまのかみ木工所の佐藤さんに会って来ました。

国産の無垢材を使い永く使うことのできる家具を作る佐藤雄高(ゆたか)さん。

佐藤さんは大学時代のゼミの先輩でもあり、写真部の先輩でもあります。

もの静かな雰囲気で語る言葉一つ一つに深い想いが感じられ、すっかり職人の顔でした。

今回は一緒に家具作りをすることになり、佐藤さんにとっても刺激になれるように色々考えていきたいと思っています。

https://www.facebook.com/Yamanokamimokkosyo/

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NIPPONの47人 2017 これからの暮らしかた - Off-Grid Life -

渋谷のヒカリエで行われている「NIPPONの47人」を見てきました。

47都道府県から一人づつ住まい、食べもの、エネルギー、働きかた、流通などに関わるこれまでの常識にとらわれない多岐多様な暮らしかたに関する実践をされている方々が紹介されています。

特に建築関係は消費エネルギーが多いこともあり、取り上げられている人が数多くおり、非常に勉強なりました。

エネルギーの高効率利用と、省エネ化、人口減少時代の家のありかたなど。

興味のある方はぜひぜひ見に行ってみてください。これからの生き方が見えてくるかも。

http://www.hikarie8.com/d47museum/

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牧野植物園、記念館でリフレッシュ

昨日はまきので”食べる”を考えるというイベントもあったのもあり、牧野植物園、記念館へ。

牧野記念館は内藤廣氏が設計した建築と自然環境が溶け合い本当に良い居場所です。

毎週土曜日に行われているオーガニックマーケットに出店しているお店や、この時だけのコラボ店舗などの出店があり大変に賑わっていて、行列ができるところもありました。

お目当のお店には無事に行けて、木かげのデッキの上で美味しく頂きました。

牧野植物園、記念館は高知市の中心街かも比較的近いのに自然を感じられる本当に心地よい場所です。

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日本住宅の約4割が無断熱住宅という事実

この数字を知って、これは暑くて寒いのが「普通」の感覚なんだということを痛感しました。

そして自分もまさに無断熱住宅を自宅兼事務所としています。

戸建賃貸なので、ある意味一番条件が厳しいと言ってもいいくらいですね。

高知は今週から朝晩は秋の気配がしてきましたので、冬に向けて賃貸でもできる断熱DIYを行い、冬の暖房負荷を減らしていきたいと思います。

タイミングを見てブログ等でご報告します。

自分が去年設計した相模原の家の様なスペックは本当に快適だったので、少しづつでも快適な住宅が増えていけばいいな。

散歩中に見かけた端正な切妻屋根の住宅。こういう住宅を断熱改修で活用したいな。

散歩中に見かけた端正な切妻屋根の住宅。こういう住宅を断熱改修で活用したいな。

なぜ、人は減り続けるのに、家は増え続けるのか?

23日土曜日に高知で行われた東洋大学理工学部建築学科の野澤教授による講演、パネルディスカッションを聞いてきました。

 

単に空き家と言っても分類があり、整理していくとなぜ活用できないのか様々な問題点が現れてきます。

持ち家政策の副作用や、相続放棄、相続者の多さ、家単体だけなくインフラを含めた面の問題など、肌感覚ではわかっていたことがやっぱりという納得感がありました。

戸建住宅における終活というキーワードもうまいなと。

高知でも元々田畑だったところを宅地として住宅建設が進んでいますが、この現象の行く末を考えると。。

 

人口が減ることのメリットを考えると一人当たりの土地が増えるので、敷地いっぱいに建っている住宅街は空き家の両側に家主に土地を買ってもらい、2コ1、3コ1にしていくという考え一人に一台車がある高知のライフスタイルにも合ってくると思います。

元々高知は平野が少なく、住宅を建てられる土地が少なかったので地価が高かったということなので、ゆるやかに地価も所得にあってくればと中心街の魅力も増えてくるかなと。

 

あと個人的には所有の不明となっている土地が多くあるということですが、そういう土地の固定資産税はどう徴収しているのでしょうか。。

こういう物語が始まりそうな路地が好きですね

こういう物語が始まりそうな路地が好きですね

PLATSの夏季休暇

香川へ行く用事がありましたので、時間を見つけて丹下健三設計の香川県庁舎へ。

この時代の建築の力強さを本当に感じる外観、内観、ディテール。

それでいながら人に寄り添うような懐の深い空間。

やはり名建築ですね。

香川県庁舎外観

香川県庁舎外観

 

PLATSは8/10〜15まで夏季休暇となります。